約3年前に上部式フィルターを自作しました。こちらの記事です。
しばらく、使っていたのですが、寄せ集めの部品で作成したので容量が小さく、濾過能力が低いのが不満でした。それで約1年前に上部式フィルターを再度、自作しました。現在も特に大きなトラブルもなく稼働しています。
実は、作成した直後にこのブログで紹介するつもりでした。しかし、作成過程の写真を間違って消去してしまったので紹介する機会を逃していました。当ブログでは上部式フィルターの自作関連の記事を参照していただいていることが多いようなので、参考にしていただければ幸いです。
それで、お約束ですが、
なお、この記事では、上部式フィルターの自作の手順を紹介していますが、あくまでの私の自己責任でおこなった行為であります。この記事を参考に行われた自作・改造行為で何か問題が発生しても当方は責任がもてませんので、そこのところご了承ください。
また、
自作したものは、思わぬトラブルが発生する場合があります。また、費用も思ったほど安くなりません。リスクを嫌う方は、市販のメーカー製のものを購入されることをお勧めします。
さて、本題に入ります。先に、現在、使用している自作た上部フィルターをお見せします。
水槽の上にある、チープな透明な箱が新たに作成した上部式フィルターです。
作るにあたって簡単な設計方針を立てました。
・手持ちの部材をなるべく利用し、足りないものは、なるべく100円ショップで購入できるものをつかう。
・水漏れが怖いので、万一、水が漏れても、水が水槽にたれていくようにする。
・市販の濾過マットで金魚のフンを効率よく取り除けるようにする。
自作した上部式フィルターの本体は、ダイソーで購入した靴入れ容器です。本来はこのような目的で使用するものではないのでしょうが、サイズ的にぴったりだったので採用しました。あと、蓋がついていたのも良かった点です。
フィルターの底に穴をあけて、排水用の塩ビパイプを通しています。穴の周りは丁寧にバスコークでうめて、あく抜きをしました。フィルター内部の塩ビパイプはL字型になっていますが、ホームセンターでよいサイズのものがこれしかなかっただだけで、特に意味はありません。掃除のことを考えると、通常の直線のパイプの方が良いと思います。
排水用の塩ビパイプのポイントは、ろ材が水につかる程度の高さがあるものにすること、給水されて溜まる水を余裕をもって排水できる穴の大きさにする必要があることです。
フィルターの底には、ろ材を設置し生物濾過の能力を持たせています。ろ材の上にすのこ状の部品(アクリル棒で自作しました)をかぶせるようにおいて、その上に、食品の保存容器を改造した濾過マットケースを置けるようにしています。
濾過マットケースは、100円ショップでフィルターにすっぽり入るサイズのプラスチックの食品保存容器を改造しています。保存容器の底を大きく四角形に切り抜き、その上に、鉢植えに使う鉢底ネット (100円ショップで売っているプラスチックの網目状のシートです)を切り抜いた穴より少し大きめに切って、濾過マットケースの底にしき、その上に濾過マットを隙間のない大きさに切ってしきます。
濾過マットケースに直接、給水ホースをつなげて、濾過マットに水槽からの水を排水するようにしています。濾過マットケースは、フィルター本体にすっぽり入る大きさにし、かつ、高さはフィルター本体の上部より低い位置に設置しています。これは、濾過マットがフンなどでつまって水があふれても、フィルター内部に水がたれるだけで、外に漏れないようにするためです。
通常使用時は、蓋をして、L字のアルミ金具で水槽上部に設置しています。仮に、フィルターから水があふれても、そのまま水槽に落ちるようにしています。また、写真ではよくわからないですが、水中ポンプからのパイプはフィルター内部の濾過マットケースに接続して、ホースがはずれて水漏れするリスクを下げています。とにかく、水漏れの可能性を低くすることを心掛けました。
以上、ざっとですが、自作した上部式フィルターの説明でした。すでに1年以上、使用していますが、特に大きな問題は発生していません。金魚が3匹いる水槽なので、とにかくフンがすごくて、1週間に一度は濾過マットの交換と水替え(プロホースで底石内のごみを吸い上げています)をしています。手間はかかるのですが、自作した上部フィルターがかなりフンをとってくれているので、まだ、ましなのかなという感じです。
あと、この水槽では、生物濾過を強化するため、底面フィルターも設置しているので、ダブルで濾過装置を設置していることになります。中サイズの水槽で大きい金魚3匹を飼っているのですが、病気をすることもなく元気に過ごしています。