2019年7月追記:あらたに上部式フィルターを自作しました。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
金魚を飼っている水槽ですが、濾過の方法を変更し、上部式フィルターと底面式フィルターを併用する方式に変更することにしました。そして、上部式フィルターを自作することにしました。
なお、この記事では、上部式フィルターの自作の手順を紹介していますが、あくまでの私の自己責任でおこなった行為であります。この記事を参考に行われた自作・改造行為で何か問題が発生しても当方は責任がもてませんので、そこのところご了承ください。
これまで、底面式フィルターと改造した外掛け式フィルターを直結して濾過を行っていました。これで、コメット2匹、朱文金1匹の計3匹を飼育していたのですが、3匹とも病気などせず元気に過ごしてしました。ただ、金魚は餌をよく食べ、フンをたくさんするので、底砂の間にすぐにフンがたまってしまうのですね。1週間に一度、水替えをするときにプロホースを使って丁寧に掃除をするのですが、なかなか手間がかかるのが悩みでした。また、外掛け式フィルターは改造して水の吹き出し口を底部まで伸ばし、濾過マットとろ材の2段の層を水が通るようにしていたのですが、やはり、濾過マットがすぐにつまり、水の流れが悪くなる欠点がありました。
それで、上部式フィルターと底面式フィルターの2つを併用することにしました。上部式フィルターで主にフンなどの物理ろ過を行い、底面式フィルターは生物濾過を行うという考えです。
ただし、問題が一つあり、私が使っている水槽は30センチ水槽で、使える上部式フィルターが水作が発売している「水作エイト ブリッジS」しかないのです。この商品はなかなか意欲作のようですが、ネットで使ってみた人の感想を調べると、ろ材にフンなどがつまって水の流れがわるくなるようで、評価はイマイチのようでした。なので、上部式フィルターは自作することにしました。
自作にあたり、なにか流用できるようなよいものがないか今の自分の持ち物を物色したところ、なかなか良いものがみつかりました。
知り合いからいただいた産卵ケースです。エアーで水をエアーリフトして水量をケース内にシャワーで降り注ぐようになっているので上部式フィルターに流用できそうです。
改造は、それほど難しくありませんでした。
元々は水槽内に沈めて使うものなので、側面に水の入れ替え用のスリットが開いています。それをグルーガンでうめました。そのほか、エアーリフト用のホースを通す穴とか、ケースを固定する吸盤をつけていた穴とかも埋めました。
(※ 2019.05.07 追加 この文章でグルーガンを穴埋めに使用している箇所が何カ所かありますが、あとで少しずつ水漏れするようになり、結局、バスコークでやり直しました。水につかる箇所にグルーガンは使わない方がよいに私はしています)
次に産卵ケースの底に水抜き用のパイプを通す穴をあけ、水道用の塩ビパイプの継手をつけました。(水槽側には水ぼれ防止のゴムのパッキンを挟みました)
給水にはこれまでつかっていた外掛け式フィルターの水中ポンプを流用することにしました。ただ、ポンプのパイプの直径が小さくて、産卵ケースのエアーリフト用のパイプにはめるとスカスカです。それで、つかわなくなった水槽用日品のパイプを物色していると、ちょうど、片側が産卵ケースのエアーリフトのパイプにぴったり、もう片方はポンプのパイプにぴったりの部品が見つかりました。これを産卵ケースのエアーリフトのパイプに瞬間接着材で接着し、念のため接合部の端のところをグルーガンで密着させました。
あとは、濾過マットを置く、すのこ状の部品をアクリル板でつくりました。底に隙間ができるので、そこに前の外掛け式フィルターで使っていたろ材を敷きつめることができるようにしました。
ここまでの作業が終わったのが下の写真です。(底部の右前の白い丸い部分は、水抜き用のパイプを通す穴を間違ってあけたので、それをプラスチック版でふさいだあとです。)
濾過マットを置くためのすのこ状の部品は下の写真のようにアクリル板とアクリル棒で作りました。
試しに濾過マットをいれてみました。よい感じです。
水中ポンプを接続してみました。
一応、完成したので、水漏れチェックです。バケツに水を汲んで、水中ポンプを通電させてみます。
ちゃんと水は循環しましたが、水漏れが発生。とりだして、水分をふき取って水漏れ部分をグルーガンで念入りにつぶします。
水漏れはなおりましたが、もう一つ問題を発見しました。下の写真なのですが、ちょっとわかりにくかもしれません。シャワー部分の水流が弱く、真下にしか水が落ちず、シャワー部のパイプの角度をかえても濾過マットの真ん中あたりにシャワーが届きません。なので、穴を何個かグルーガンでふさぎました。
水の出口が減った分水流が強くなり、濾過マットの中央部分にまでシャワーが届くようになりました。
しばらく、水を循環させて、再度、水漏れがないか確認しました。また、接着剤とかグルーガンの溶剤のあく抜きも兼ねます。
大丈夫そうなので、水槽にセットしましす。濾過マットの下の部分には、前まで使っていた改造外掛け式フィルター で使用していたろ材をいれました。思った通りに作動してくれました。また、底面式フィルターもエアポンプをつかったエアーリフト式に変更しました。
作動させて10分ぐらいですが、濾過マットに汚れが・・・。物理濾過がされている証拠です。
照明用ライトをセットしたところです。向きが逆なのは照明用ライトの電源ケーブルが中央部分からでているため、上部フィルターにあたり、うまく置くことができないからです・・・・。とりあえず向きを逆に置くことでしのぐことにしました。
底砂を洗ったので、最初は少し白く濁っていたのですが、20分くらいでクリアになりました。さすがに2つの濾過を併用しているだけあります。金魚たちがこれまでより快適にすごしてくれればと思います。本当は、この大きさの水槽に3匹では狭すぎなのですが、諸般の事情により、今のところはこれより大きな水槽にしてあげることができません。なんとかしたいとおもっているのですが・・・・。
上部式フィルターの自作は満足のいく出来となったと思います。予算も既存のもので流用できたので、水道用の塩ビパイプの継手とパッキンの約400円くらいですみました。
とりあえず、これで様子を見てみようとおもいます。
最後に今一度。この記事では、上部式フィルターの自作の手順を紹介していますが、あくまでの私の自己責任でおこなった行為であります。この記事を参考に行われた自作・改造行為で何か問題が発生しても当方は責任がもてませんので、そこのところご了承ください。